芦別・月見沢林道 


      月見沢川のほとりに素晴らしい橋桁をみつけた!!の巻





  芦別・月見沢林道へ。

  国道452号線から分岐した小路へ入る。
  細い橋をおっかなびっくりわたり奥へと進む。
  月見沢川にそって林道を走る。





  ほどなく行くと、月見沢林道と八月沢林道に別れている。
  月見沢林道へ。
  脇に笹薮を見ながらすすむ。みかける全ての交通標記が
  さびきっていた。






  実は、月見沢林道へはかくれた滝があるということで
  行ったのだが、なんと巨大な橋桁がみえてきた。
  思っても見なかったところへ発見したものですぐさま
  カメラをかかえ川をおりてみる。
  





  崖に残る橋の遺物。まさに遺跡を見るような気分だ。





  川面にうかぶ橋の遺物。





  芦別森林鉄道は宮脇修三さんの「鉄道廃墟を歩く」を読んでみると
  上芦別から奥芦別事業区・二股を開通していたことがわかった。
  だがそのマップをみると通っていたのは八月沢のほうで月見沢林道
  のほうではない。
  じゃぁこれはなんですか・・・。
  本屋さんで結構さがしてみたけれど結局わかりませんでした。

  かなり古そうだが、そのくずれかたといい、色といい、
  とっても素敵。
  こんなに素敵な遺跡が紹介されていないのが(おそらく)不思議で
  たまらない。

  これが何に使われていたのか知っている方、是非御一報下さい。
  




  更に進むと笹薮も消えてきた。
  昨日まで雨だったせいか、山のあち
  こちからしみ出した水がちょうどよく
  道を横断し、月見沢川へ流れ出す。






  すばらしい滝。
  こんなところにこんな大きな滝
  があるとは驚きだ。
  約10メートルの落差から轟音とともに
  流れ落ちている。
  これほどの大きさだと観光にもなろうが、場所が
  なんせ山の中。
  とにかく地図にも載ってないこの絶景に興奮した。







芦別市街方面へ寄ってみる。




  鉱夫の像

  芦別と言えば炭鉱の街。
  国道452号線を車で走っているとこの像が
  いきなりあらわれた。
  鉱夫の像はもとは西芦別に建っていたらしいのだが
  老朽化し、新しくここへ建立されたそう。
  この寂しいローケーションではなんとなくかわいそうだ。
  同じく夕張にあった鉱夫の像はまだバリバリ夕張施設内に
  あって訪れる人も多く、その像人生を謳歌しているように見える。







  三井芦別鉄道跡

  頼城の住宅のそばに三井芦別鉄道跡があった。
  今やコンクリートによりかかるようにゴミ箱や
  ねぎのむいた残骸が山となってつまれている。
  そういえばもうすぐお漬け物の季節。
  なるほど、ここはながめもよく、作業しやすそう・・







 更に国道を進むと点々と鉄道跡が見える。
 三井芦別鉄道は昭和15年、芦別・西芦別間
 に三井鉱山専用鉄道として開通。
 24年には三井芦別鉄道として私鉄鉄道の道
 を歩む。
 その後炭鉱の閉山や合理化、まちの過疎化により
 1989年には全面廃止された。








  宮崎菓子鋪 

  頼城のもと駅跡らしき地帯。
  かなりにぎわいがあったらしいことが
  うかがえる。
  古い電気やさんや鍛冶屋さんなどが並んで
  いるのだが今は全て営業していなかった。
  しかし何が驚いたかって「電話番号10番」
  田舎の電話番号の素敵さにはいつもジーンときて
  いるのだがなんてったって、10番。
  これポっきり。
  シュール。素敵だ。




  頼城小学校

  このレンガ造りの校舎が出来たのは1954年。
  校舎の中もレンガになっており、とっても斬新な
  学校だ。(前校舎は火事によって焼失。)
  三井芦別炭鉱の開発によりなんと最盛期の昭和33年には
  41学級を数えていたというから驚きである。
  閉校したのは平成14年とついこの間。
  また大学のキャンパスとして生まれ変わるそうだ。
  





  日の出遊園地跡

  頼城の駐在所近くの草むら、というよりは
  もう山の裾野のようになってしまっていてこの「日の出遊園地」
  の看板がなければここが開墾されていたことすら想像できない。
  にもまして遊園地だったことが想像を絶してしまう。
  (公園のような物かも知れないという疑問もあるが)
  誰かこの遊園地について知ってる方いますか?

  周りにも、家があった跡などまるで分からないのだが
  たぶん遊園地を作ってしまう程のにぎわいだったのだ。

  ここに今、諸行無情の響きあり・・・








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