もと来た道をひきかえし、変電所へ。









  北炭堀内炭坑変電所

  大正10年代に建設され、北炭清水沢火力発電所からの電気を変電していた。
  この堅牢な造り、役目を終えてもこれからもずっとその存在を示し続けるだろう。


  どの位置から撮影しても木の陰になってしまって残念。
  最近は炭坑跡を巡る催しが盛んで、ここでも演奏会や展覧会などたまに開かれている様子。
         
 









  堀内神社

  変電所のわきから山へ登る石段が。こちらも先ほどの神社と同様かなり崩れかけていた。
  それでもとても情緒ある石段で一歩づつゆっくりと歩いていった。

  境内の中雑草にまきつかれた灯ろうなどが点々とたたずんでいた。
    

         
 







 大きな威圧感を感じる鳥居と拝殿の様子。拝殿の前の立派な木の階段は壊れていた。
 幌内炭坑の守り神として長く堀内の歴史をきざんできただけに、その風格に圧倒される。

      


         
 







  神社内部の様子。
  幌内炭坑に縁のある榎本武揚の手によって書かれて納められた「社号額」(木造・長さ3.6メートル
  幅1.2メートルもあったらしい)が飾られていたようなのだが、何もなく、土の入った袋や一升瓶が
  転がっているだけだった。
  実は平成4年に本殿と神輿倉は壊れてしまって今では跡形もなく、平成13年には雪の重みで拝殿の
  屋根もこのように穴があいてしまったらしい。
  御霊は別の処に移されたそうだが、ぜひまたこの歴史ある場所で神社を再建してほしいと願っています。

      
         

 
 
  北炭幌内炭坑選炭場へ。









  幌内炭坑選炭場。入るとすぐに
  沈澱槽(シックナー)とよばれる石炭を
  水に沈め選炭する施設がある。



      
         






  

  遺跡のような感覚であちこちに選炭施設が
  太陽の陽をあびてたたずんでいる。
  平成元年からこの選炭場は動きを止めた
  ままだ。
       






 信じられない事にこれは土台の一部である。
 6階建てビルくらい高い施設だったそうだ。かつての賑やかさなどとうてい偲ぶことも難しい。


      
         

 
 



 石炭を運びだす貨車でごったがえし、貨車の多さに踏切りがなかなか開かなかったそうだ。
 今はただただ静まり返っているばかり。

 いやいや、よーく耳をすましていると、「ポー!」「ポーッ!」とどこかで汽笛が聞こえてきた。

      
         

 
 


 空耳かと思っていたら、近くに三笠鉄道記念村が。

 今日は日曜なのでおじさんたちが石炭機関車を動か
 していて、勢い良く出る白い煙りが過ぎ去ったレール
 の上にたなびいていた。
 写真を撮っているとおじさんが顔をだしてくれました。

      
         





 かつて幌内線を走ったSLや炭坑マンを運んだトロッコ人車
 などが保存されているそうだ。


 ※ちなみに幾春別駅構内人道跨線橋は「ワンショット」のコンテ
 ンツにありますので興味のある方はそちらで御覧ください。

      
         






    唐松青山町へ








  北炭幌内炭坑入気立て坑やぐら


  幌内炭坑の象徴的なやぐら。
  高さ40メートル、地底部の深さは約915メートル。
  ここを人員や資材をのせて時速50キロ以上もの速度
  で一気に降下するというのだから信じられない恐怖
  である。


      
         

 
 





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