夕張の小さな旅 


4. 石炭歴史村から花とシネマのドリームランド





石炭の歴史村へ。駐車場料金はかかるが(500円)敷地内に入るのは無料だ。






石炭の大露頭と採炭救国の像

厚さ7メートルにも及ぶ瀝青炭の露出地層。
夕張で出るのはとても質の良い石炭なのだそう。
第2次世界大戦後も国内の工業再建、経済復興の為の資源となり、石油に変わるまで炭鉱は重点産業
として生産が続けられていた。
そういえば私の小学生時代もまだ教室では勢い良く石炭ストーブが燃えていた。








  天龍鉱坑口と入気坑と排気坑

  レンガの造りが美しい。この名前は天龍川に由来している。
  昭和13年以降採掘が中止となっている。






  石炭博物館

  多くの資料と
  実際の坑道内を行くコースがある。



  石炭博物館の裏手にある山道を登る。






  北炭夕張炭坑専用鉄道高松跨線橋

  1936年に作られた長さ22メートルのアーチ橋。
  高松の炭住と浴場や坑口を結んでいた。








  古い橋の下をくぐり急な坂道を登ると
  福住の炭住跡が見わたせる。

  あの山の頂上に向かって福住人車という
  北炭が設置したケーブルカーがあった。
  レール跡はすっかり草にまぎれてわからないが
  トンネルの跡だけは花とシネマのドリーム
  ランドで見ることができる。







  花とシネマのドリームランドと高松ズリ捨て場

  ユリやラベンダーなどが咲き乱れていた。ここから石炭の歴史村や高松の家々が見渡せる。
  高松ズリ捨て場が見える。ズリは坑内から採掘した石炭に混じっている岩石で、選炭行程で廃棄物
  として除去し屋外に堆積させる。ズリを堆積させたのがズリ山だ。

  そういえば「ズリ」という言葉をはじめて知ったのは五木寛之の「青春の門」だったなぁ・・・





  サウンドオブミュージックのトラップ一家が3D調に駆け出して来る。
  映画「2・26事件」に使われた戦車は余りアピールしたくないのかひっそりと片隅に展示されていた。
  ・・・集められたものがこれしかなかったのかも知れない。



  広場から少し下ると新四国八十八ケ所のお地蔵さんが並んでいる場所がある。




  北海道にも四国八十八ケ所があった。(新四国八十八ケ所!)
  お地蔵さんの顔がそれぞれ違うので一つ一つ表情を見ながら坂を登り切る。
  すると夕張通年栽培所に出た。
  ここには夕張メロンの種が厳重に金庫に保管されているらしい。

  このすぐそばのメロン城でメロンワインを買った。とてもおいしい・・・。









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